手術は最後の手段として、それまでに病院での治療や自宅でのセルフケアを頑張ってきた方が多いと思います。

接骨院や整体院に通って腰のゆがみを整えてもらったり、筋肉を揉みほぐしてもらったこともあるかも知れません。しかし、それでも今日まで坐骨神経痛が改善し切らなかったのは何故でしょうか？

これまでしてきた対処法が間違っていたわけではありません。その方法で改善する方もいらっしゃいます。そうでなかったなら、年齢のせい？これまで運動をしてこなかったから？親がそうだったから遺伝？どれも違います。

これまでの方法では、あなたの坐骨神経痛の本当の原因にアプローチできていなかったからです。的を射ていない方法をずっとがんばっても効果は出ません。

坐骨神経痛の原因は、一般的には背骨や臀部での坐骨神経の圧迫だと言われています。確かに、そうであることもあります。しかし、背骨や臀部の坐骨神経が通っているところというのは、やはり大事な神経なので、身体の中でも奥のほうです。つまり、本来はそう簡単に傷めるような部分ではありません。

実は、背骨や臀部よりも、傷めやすく、見落とされがちな原因があります。

それが、足です。

坐骨神経痛を慢性的に繰り返している人のほとんどは、足元のゆがみや固さが原因となっています。しかし、症状がおしりや太ももに出ることがほとんどなので、一般的な対処法はその周辺になります。だから改善してこなかったのです。

坐骨神経と言う神経はとても大きく、腰椎から仙骨にかけて5か所から出ており、枝分かれしながら足元まで伸びています。その途中で、圧迫されたり傷ついたりすることで坐骨神経痛の症状が出るようになります。

圧迫が起こりやすいポイントは、太ももやお尻です。大きな筋肉が多い部分なので、これらの筋肉をなんとか緩ませようとして、ストレッチやマッサージを頑張ることになりますが、根本的な改善には繋がりにくいです。

何故なら、お尻や太ももの筋肉が固くなる理由が他にあるからです。それが、足元です。

人間は二本足で立って歩く為に、足先から腰までを繋ぐラインがきれいに揃っていることが大事です。ラインを作るのは、足指からかかと、足首、膝、股関節、骨盤となるのですが、この中で土台となるのが足指からかかと、足首といった足元です。

ここがしっかりしていなければ、どうしたって上が不安定になり、その不安定な中でも身体を支える為に筋肉をガチっと固めようとします。お尻や太ももの筋肉は大きいので、真っ先に緊張が入ります。それが坐骨神経痛を引き起こします。

つまり、坐骨神経を圧迫しているのはお尻や太ももの筋肉ですが、筋肉の緊張を作り出しているのは足元の不安定性です。本質的に坐骨神経痛の原因となるのは、足元なのです。

具体的には、足指の使い方や体重の乗り方をチェックしながら、足首の可動域を広げていきます。そうすることで、足元でしっかりと体重や衝撃を受け止められるようになり、膝から上への負担が軽減します。

既に坐骨神経痛が慢性的になっている方は、お尻や太ももの筋肉の緊張が癖づいているケースが多いので、筋肉を緩ませるアプローチも行います。その方法も、ぐいぐい押したり無理に伸ばすようなことはせず、ゆらゆらと揺らすような心地よい施術方法です。

そして、大事なことは、一度や二度の調整で良くしようと思わないことです。何故なら、坐骨神経痛を繰り返してきたのであれば、身体にとっては坐骨神経痛があることが普通で、身体は普通に戻そうとします。一時的に刺激が入って楽になったからと言って「治った」と勘違いしてケアを止めてしまうと、同じことの繰り返しです。

まずは辛い症状を緩和させていく。そして、坐骨神経痛を本当の意味で改善していく為には、身体の癖を変えていくことも必要です。

百年整体では、症状も楽になるし、繰り返さない為のケアも同時に行います。他では良くならなかった方にこそ価値のあるケアをご提供しています。藁をもすがる想いの方の為の整体院ですので、いつでもご相談ください。お待ちしております。