手足のしびれは程度の差はあれ、実はとても多くの人が感じている症状です。長く正座した後に足がしびれるようなものから、朝起きた時に力が入りにくかったり、常に動かしにくかったりと、症状は様々です。

原因と言われているのは神経系の問題か、血流などの循環系の問題かに大別されていますが、症状の出方によって何が起こっているかは人それぞれなので、一概には言えませんが、基本的にはどちらの問題でも改善可能です。

注意しておかなければならないのは、脳梗塞などの脳の問題や、レイノー病、筋委縮などがある場合です。ただしびれているだけ、と思っていても、実はこういった病気の場合があるので、まずは病院でしっかりと検査を受けておくことをおすすめします。

病院の検査で脳などの問題が無く、他にも悪いところが無かったり、治療を受けたけど改善が見られない、そういった時は整体の出番となります。

神経系の問題も、循環系の問題も、しびれが起こっている時に多いのは何らかの形で圧迫が起こっている状態です。症状の改善がない場合、この圧迫がどこでどの様に起こっているのかを見直す必要があります。例えば、足のしびれが坐骨神経痛と診断された時、坐骨神経が圧迫されているということになりますが、どうして坐骨神経を圧迫してしまっているのか、筋肉が硬くなっているならそれは何故なのかを解決していかなければ、薬や電気、ストレッチだけでは対処し切れないでしょう。

筋肉が硬くなっていたとして、筋肉が硬くなるのには必ず理由があります。まずは、あなたの身体で何が起こっていて、筋肉が硬くならなければならないのかを見つけることが、しびれを無くしていく近道になります。

ところで、しびれが「痛み」の先にある、ということはご存知でしょうか。脳の問題がある場合を除いて、いきなりしびれが出るということはあまりありません。しびれが出る前に、痛みがあり、それが進行したのが「しびれ」なのです。

つまり、しびれがあるというのは、痛みがあるより重症だと思って頂いた方がいいかも知れません。

言い換えると、しびれの原因は、痛みを起こす状態が悪化してしまったから、と言えますね。

しびれは基本的に、神経系、あるいは循環系での圧迫により起こります。圧迫は、周辺の筋肉の過剰な緊張であったり、関節が歪むことで構造的に神経の通り道が狭くなることで起こります。症状の出方によって様々ですが、片方だけではなく、筋肉の緊張と関節の歪み両方があることがほとんどです。

先ほどの坐骨神経痛を例えにしましょう。坐骨神経は腰椎、仙骨から下腿に走る大きな神経です。この神経の周辺で筋肉の過度な疲労により痛みを出すのが、坐骨神経痛の「痛み」の症状です。傾向として多いのは、梨状筋の緊張が原因となっていることですが、では何故梨状筋「だけ」が過度な疲労を起こしてしまうのでしょうか。それは、梨状筋以外でもですが、特定の筋肉だけを使ってしまう偏ったバランスになっていたり、溜まった疲労を回復する治癒力が低下してしまっていることが起因となっているためです。

これが進行し症状が「しびれ」となっても、始まりは同じです。特定の部位にばかり負担が掛かるバランスの悪さと、そこから自力で回復出来ない自然治癒力の低下。坐骨神経痛だけでなく、循環系で起こっている手足のしびれも違いはありません。循環と自然治癒力はほぼ同じことを指します。原因となっているのは同じような問題なのです。

百年整体葛西院では、偏ったバランスを調整することで構造的な圧迫を無くし、循環を改善することで自然治癒力を高め、手足のしびれを改善していきます。

身体のどこで、どの様にバランスが偏り、循環が滞っているかは、症状と人によって違いますので、まず全身を検査していきます。「ここがしびれているからここ」というのではなく、手のしびれでも足に原因があることもあるので、色んな角度からチェックすることであなたの身体に合った最も良い調整を行うことが出来ます。

たかがしびれているだけ、と思われるかも知れませんが、しびれは痛みより状態が悪いことがほとんどです。しっかりとケアしていき、健康な状態にしていきましょう。

いつでもご相談ください。お待ちしております。