過敏性腸症候群の原因はストレスである、というのはお医者さんも口にするいわば医学的には常識です。一般的にストレスというのは心理的なものが主であると考えられており、排泄に関わる症状なので人の目などを気にして症状が悪化、慢性化する悪循環があるといわれています。
過敏性腸症候群は命に関わるわけではないので、症状とうまく付き合っていくのが大切だ、ともいわれます。しかし、通勤通学の移動や外出時など、日常生活に支障が出る場合は、そうもいってはいられませんよね。
近くにトイレが無いときに症状が出たら・・・
その不安から外出が出来なくなった、という方もいらっしゃいます。
どうにかして支障のない生活に戻りたいけれど、なかなか良くならない。薬や自律訓練法などで改善が見られない。そういった方は、病院とは別の視点から身体の問題をみていく必要があります。

普段、私たちの体にあるストレスは心理的なものだけではありません。食べ物や気温湿度、そして構造的なストレスというものがあります。
食べ物は、唐辛子などの香辛料や砂糖、アルコール、カフェイン、そして食品添加物などです。病院での治療でも食べ物のことは教えてもらうとは思いますが、砂糖や添加物については見落とされることが多いので注意が必要です。意外に知られていませんが、精製された砂糖は身体にとっては“毒”と同じなのです。こういった毒を処理しなければならないため、内臓にストレスが入ります。
気温、湿度は、天候が崩れると身体の調子が悪くなる、という話を聞いたことがあるとは思いますが、これらの急な変化などは体内外の圧力差などのバランスを崩したりしてストレスを与える要因になります。
そして、構造的なストレスというものが、病院などとは違う視点から過敏性腸症候群を治療していく上でとても重要な要因になります。簡単に言えば、体のゆがみから腸の異常を引き起こすことがあるのです。

例えば、よく言われる骨盤がゆがんでいる、といった場合、腸などの内臓は骨盤に支えられていますので、ゆがんだ骨盤に合わせて内臓も歪まなければならなくなります。内臓がゆがむというのは少し想像しにくいかも知れませんが、内臓にも最も「正しい位置」というものがあるので、ゆがんでしまうと「正しい位置」からずれてしまい、働きに異常をきたしてしまうことがあります。また、例えば腸自体がゆがんでいなくても、他の臓器がゆがみから位置を変え腸を圧迫することもあります。

こういったことで、腸の働きが悪くなり、過敏性腸症候群の症状を出すことは十分に考えられることなんですね。

普通、過敏性腸症候群といった時に、体のゆがみをみることはありません。しかし、心理的なストレスなどよりももっと分かりやすい形でストレスの原因となる問題が起こっているのです。

百年整体葛西院では、構造的なストレス、つまり身体のゆがみから腸へ入っているストレスを取り除いていくことで、過敏性腸症候群の改善を図ります。
過敏性腸症候群も人によって症状の様態が違い、身体のゆがみ方も人それぞれです。その人の歪み方、腸の状態に合わせて調整をしていく必要があります。骨盤だけでなく、肋骨や横隔膜、他の臓器の位置のズレなども含めて調整していきます。

過敏性腸症候群が整体で良くなる、というイメージは付きづらいかも知れませんが、構造的なストレスを減らしていくことで改善していける症状です。しっかりやっていけばきっと良くなりますので、ぜひ一度ご相談ください。