眼精疲労について調べると、パソコンなどの画面の見過ぎによる疲労が蓄積しているので、目を休めてマッサージして血行を良くするように。おおよそこのようなことが言われています。なるほど、と実際にやってみると気持ち良く少しすっきりした感じもあります。
しかし、また画面を見ていると、やはり目の疲れが出てきて、めまいや吐き気、ひどい肩こりなども感じるようになってきた・・・。マッサージもしているし、血行を良くする薬や目薬も使っているのに・・・。こういった方が多いのではないでしょうか。

眼精疲労は確かに目の使い過ぎでなる症状です。パソコンなどの画面の光は負荷が大きく、見続けると疲れるのは当たり前のことではあります。しかし、めまいや吐き気、肩こりなども併せて症状を出すようになると、もはや目だけの問題とは言えません。
目の疲れから、というわけではなく、目の疲れも引き起こす別の問題が、あなたの身体で起こっている可能性が高いということです。目の周りだけをマッサージしたり、血行を良くしようとしても、なかなか改善しないのは、目の症状が一端でしかないためです。

眼精疲労の原因として、眼球運動やピントを合わせる筋肉の疲労が挙げられますが、使った分疲労するのは当然のこととして、問題となるのは回復が遅いことです。筋肉の回復が遅れる原因は、血流の滞りが一番に考えられますが、もうひとつ、回復が間に合わない程ずっとストレスが入っている、ということも考えられます。
まばたきをしたりマッサージ、蒸しタオルで温めるなど、目周辺をリラックスさせる色々な方法がありますが、そういった方法を駆使して休めてもすぐに症状が出たり、一晩寝た後も続いていたりするのであれば「画面を見る」以外で目にストレスが入り続けている可能性が高いでしょう。

見る、以外で目がストレスを受けるとなると、構造的なものが考えられます。つまり、眼球が嵌っている穴、言ってしまえば頭蓋骨がゆがんでしまっているということです。
頭蓋骨がゆがむというとイメージしづらいかも知れませんが、２３個の骨が繋がって出来ているので、骨盤などと同じように、頭蓋骨も関節がありゆがむこともあります。頭蓋骨がゆがめば、目の周辺などは特に関節が多いので、圧迫などによるストレスを受けてしまいやすくなります。こうなると、寝ていても常にストレスが入り続けているので、筋肉をほぐしたりするだけではなかなか改善しなくなります。

人によって、頭蓋骨のゆがみ方も違ってきます。また、頭蓋骨がゆがむ状態であれば、それを支える首も良い状態ではあり得ないので、頭蓋骨とそれを支える全体を合わせて調整していきます。
もちろん、血流の改善もしていきます。首や肩回りのトラブルで頭蓋骨がゆがむこともあるので、頭蓋骨のゆがみと血流、肩こりなどはもともと無関係とも言えないのです。

百年整体葛西院では、目の周りの筋肉をほぐすだけの対処療法は行いません。目に掛かるストレスを身体全体からの視点で改善し、眼精疲労の症状を改善していきます。画面を見ていても疲れにくい、疲れても休めばすぐ良くなる、そういった当たり前の状態を目指して頑張りましょう。