オスグッドは、成長中の運動を良くする学生さんに多い症状です。特にサッカーや野球、陸上をしている方に多いオスグッドですが、この症状は痛めている患部をみているだけでは一向に改善しません。

オスグッドの原因は明白です。脛骨膝蓋靭帯が脛骨粗面を引っ張り、炎症を起こすことで痛むのがオスグッドです。
脛骨膝蓋靭帯は大腿直筋という腿の前の筋肉から膝のお皿を通して繋がっており、そのため、大腿直筋を緩めることが、オスグッドを改善するために必須となります。

筋肉を緩めるというと、どういった方法があるでしょうか？

例えば、ぐいぐいとマッサージをして大腿直筋を緩める方法や、ストレッチで筋肉を伸ばしていく方法もあります。
これらの方法でも、大腿直筋はしっかり緩みます。

けれど、オスグッドという症状名のついた膝の痛みは、その時に筋肉が緩んだだけでは完治しません。

何故なら、そもそもなぜ大腿直筋、脛骨膝蓋靭帯が過緊張を起こしたのか、その理由がわかっていなければ、同じことを繰り返しまた痛みが出てしまうからです。

当院では、オスグッドの症状は７～10回程度の施術で症状の改善を図ります。お子さんのオスグッドの改善がなかなかみられないので、不安な気持ちになっておられるかもしれませんが、オスグッドは１～2か月以内に改善することが可能な症状です。

オスグッドで重要になってくるのはもちろん膝であり、脛骨膝蓋靭帯と大腿直筋です。しかしそれらが問題となる原因を作ったのはどこでしょう？
それがオスグッドを改善する大きなヒントになります。

お子さんのオスグッドの原因を見つけ出し、運動生理学的に正しく足が動かせる状態を作っていくことでオスグッドは早期に改善します。

実は、オスグッドの大きな原因のひとつに足首の硬さが挙げられます。

足首が硬いということは、背屈、伸展の可動域が減少している状態です。背屈とは足先を上に向ける方向で、伸展は指先を下に伸ばす方向の動きです。

オスグッドのお子さんに多いのは、特に背屈方向の制限が掛かっている状態です。

例えば、ジャンプをするために膝を曲げて溜めを作りますよね。この時、膝だけでなく、股関節が屈曲し、足首が背屈方向に動きます。そこから足首が伸展し、膝が伸び、股関節へと力が伝わることで身体はジャンプすることができます。

ジャンプ力は、この3つの関節の可動にかかっていると言っても過言ではありません。

オスグッドではジャンプしたり、地面を蹴って踏み込んだりといった動きで痛みが発生します。つまり、膝だけではなく、その動きに関わる足首が可動制限を起こしていることが、オスグッドの原因だと言えるのです。

百年整体葛西院では、オスグッドの原因となっている膝の硬さや足首の硬さ、股関節の調整を行うことで部活動を休むことなくオスグッドの症状緩和に取り組んでいます。
正座ができないほどの膝の痛みでも、階段が上がれないほどのオスグッドの状態でも当院としては部活動をしながら症状の改善を図るお手伝いをしています。

練習を極力休みたくない、大事な試合にどうしても出たい。

スポーツに本気だからこそ、無茶をしてしまうし、痛みを我慢して悪化させてしまうものです。

私たちはお子さんの本気を応援します。

きっとお力になれると思いますので、一度お電話でご相談ください。
いつでもお待ちしています。